翻訳者の英語学習ブログ

実務翻訳者として仕事をして締め切りに追われながらも少しずつインプットを増やすためのブログです。

翻訳者への道のり

こんにちは!今日は私が翻訳者になるまでをご紹介したいと思います!

参考になれば幸いです。

 

目次

 

翻訳者を目指した理由

私が翻訳者を目指した理由は、他に自分にできそうなことがなかったからです。

子どものころ通訳や翻訳にあこがれてはいましたが、実際になれるとは思っていませんでした。

私が大学を卒業したころは氷河期まっただ中でした。

当時はブラック臭漂う企業しか募集がなく。

今や倒産してしまった企業、先物取引の会社、高額な教材の訪問販売の会社、離職率の激しい飲料メーカー、飲食、パチンコ、アパレルなど。

私はアパレルメーカーに就職しましたが、すぐに離職。

その後仕事を転々とし、今のように第2新卒もなかったので、早々に結婚しました。

これからはパートでいい!!

とは思ったものの、若いころは夫の収入も少なく、二人での生活がやっと。

 

このままでは子どもを持つことができない。

やっぱりちゃんとした暮らしがしたい。

 

ということで、手に職をつけよう!と考えました。

 

なぜだか、私は子どもの頃から家で働きたいという考えがありました。

自宅で美容室なんていいなぁとか考えていたのを覚えています。

いつかは子どもも欲しいし、やっぱり家で仕事出来たらいいな…ということで、自分の特技を伸ばして翻訳をやってみよう!という結論になりました。 

 

学習方法

当時はインターネットが普及してきたころで、就職活動にはインターネットが欠かせないということで、私も大枚はたいてノートパソコンを購入していました。

そこで検索した結果、英検一級をとって、翻訳の学習をすることにしました!

翻訳と英検とTOEIC

翻訳をするにあたって別にあってもなくても良いものとは言われています。

けれど、私は英語が好きです、すごく英語力があります、というだけで学習経験も実務経験もない人は誰も信用してくれませんよね。

ネットで仕事情報を検索していると、ごくまれに「英検一級程度」や「TOEIC〇〇点程度という条件のゆるい募集があることに気が付きました。

私はそのゆるい条件すら満たしていなかったので、「とるしかない!」という結論に至りました。

英検準一級は大学在学中にすでに取得し、その後すぐに英検一級を受験したことがありましたが、全く歯が立たず。2回も受けたけど全くダメ(笑)

今思えば全く勉強時間が足りませんでしたね。

勉強した記憶がないほどです!!(落ちて当然)

今回は学生時代と比べると少ないですが、結婚してパートタイムになったので、時間はほどほどにあります。

人生がかかっているということで、半年くらい必死で勉強して、何とか英検一級に合格しました(ギリギリです)。

翻訳学校について

そして、次は翻訳の勉強だ!ということでいろいろと検討しました。

インターネットが活用されるようになってきたころですが、自分で学習するには情報が少なすぎるし、書籍もそんなになかったため(あったかもしれませんが...)、スクールに頼ることにしました。

田舎なので数は少ないですが、翻訳の講座を開催しているスクールがありました。

しかし、値段は数十万(確か)。 

とてもではありませんが、手が届きません。

というわけで選択肢はなく、通信講座を受講できるところにしました。

ネットリサーチをして、長い歴史のあるところの方がノウハウがあっていいだろうと考え、フェローアカデミーのステップ24という通信講座を受講することにしました。

これは基礎コースで、本当の初心者から学ぶことができます。

翻訳の「ほ」の字もしらないので、しっかりと基礎から学習することにしました。

よく、翻訳学校に行けば仕事がもらえるのか?という質問を受けますが、

 

答えは

もらえません

自分でトライアルを受けましょう。

理由は

翻訳やりたいといってスクールに来る人はたくさんいますが、先生の目にとまって仕事を紹介してもらえるのはごく一部です。

しかも先生に気に入られなければならないのですから、相性も重要です。

トライアルで実力を示した方が簡単だと思います。

 

皆さん、スクールには期待せずに、技術を学びましょう。

そして私はそのころ学んだことはすっかり忘れてしまっていますが、こうして仕事ができているということはきっと身になっているハズです。

 

仕事探し!

さて、今度は仕事を探さなくてはいけません。

私は実は英検に合格した後、二度、妊娠・出産をしています。

その間もずっと出産後の仕事についてどうするのか、私の人生はこの後どうなるのか、不安な日々を過ごしていました。

最初の妊娠では子どもが生まれたら勉強どころではなくなって、またパートのおばちゃんに戻る可能性もあることも覚悟していました。

とは言え、あきらめが悪い私はずーっとインターネットでの情報収集と、海外ドラマを見ることだけは欠かしませんでした。

インターネットでひたすら検索

妊娠中に入退院などがありましたのでただただ寝転がってインターネットで検索する日々でした。

フェローアカデミーの受講に合わせてAmeliaにも入会していたので、その情報を読み漁ったりなどもしていました。

しかし出産後はそれすらできず、生きているのが精いっぱいの状態に!!

育児に集中して過ごし、その後二人目も出産。

二人目が1歳くらいになって、ようやく少し自分のことを考えられるようになりました。

そしてD〇Cの文芸翻訳の通信講座も受けてみました。

出版もしているということで、もしかしたら使ってくれるかな?なんて淡い期待がありましたが無駄でしたね。

受講生は金蔓だからか、ひたすら新しい講座のお勧めパンフレットが送られてくるのみでした。

そこからはまたひたすら検索。

子どもを産む前よりも随分と翻訳の求人が増えているような印象を受けました。

グローバリズムが進んだ影響でしょうか。

その中で、ようやく、募集条件が緩いものがありました!

上の方で述べた、英検一級程度、TOEIC〇〇点程度というものです!

これに応募して、無事合格し、フリーランスとしての第一歩を踏み出しました。

ここはもう本当にひどくレートが低くて、まさに『搾取』されたわけですが、とりあえず仕事を始めたことで満足していました。

社内翻訳の仕事に就く

フリーランスとして第一歩を踏み出したものの、私は二児の母です。

子どもを育てるにはお金がかかるので、正直安いレートでやるくらいならパートに出るべきだと考えるようになりました。

当時は無償化なんてありませんから、上の子を幼稚園に入れるのに2万数千円必要でした。

仕事をして預かりを頼むとさらに6千円ほど。

大赤字です。

というわけで、英語を使った仕事はないかと探すようになりました。

またインターネットで検索をして、偶然近所の工場で翻訳を募集しているのを見つけて応募しました。

私が住んでいるのは田舎なので、なかなか人が来なかったようで小さい子供を持つ私でも即採用してもらえました。

これはラッキーとしか言えませんね。

この仕事の中で実際に仕事として翻訳をしながら学び、翻訳が随分と上達しました。

 

必要な年数を稼いだら開業

社内翻訳の仕事はとても良い経験になりましたが、小さい子ども2人を育てながらのフルタイムは体力的に厳しいものがありました。

始めた頃は下の子はまだ2歳でイヤイヤ期まっただ中で、まだ夜泣きもあったり本当につらかったです。

今よく言われるワンオペ育児で、夫は帰宅が遅く全てを一人でこなしていくのが大変でした。

子どもたちはだんだん成長しましたが、私の疲労は限界になり、めまいやふらつきがひどくなってきました。

翻訳会社の募集を見ると、トライアルを受けるためのよくある条件は「3年以上」でした。次が5年です。

翻訳者として独立するのに不安はありましたが、フリーランスで受けていた仕事の期間とこの社内翻訳の期間を通算して3年を満たしたところですぐに辞めました。

動悸や息切れがひどくて、休みの日には動くこともできなかったためです。

不安が大きかったものの、トライアルを100社受けるつもりで開業しました。

実際には、100社も受けなくてもいくつかトライアルに合格し、そのうち3社から仕事をもらえるようになりました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

これはあくまで一例です。

私は途中で子育てで勉強を休んだ期間がありましたが、根気強く探し続ける、情報をキャッチする努力を続けたことでチャンスにつながりました。

何をすればなれるか、ではなく、続けることが一番重要なのだと思います。

しかし、安すぎるレートでしか仕事ができないなら、それはきっぱりと辞めてしまうのがいいですね。

生活を切りつめてまでやることではないと思います。