翻訳者の英語学習ブログ

実務翻訳者として仕事をして締め切りに追われながらも少しずつインプットを増やすためのブログです。

フレンズ Season 1 -- 1後編

こんにちは!まろんです!

今回はフレンズシーズン1-1の続きです。

普通の文法はあちこちで紹介されていると思いますので、個人的に気になるワードをピックアップしてご紹介しています。

 

目次

 

 

気になる単語や表現

“Okay, everybody, this is Rachel, another Lincoln High survivor.”

「みんな、レイチェルよ。リンカーン高校の同級生なの。」

昔は「リンカーン高校なんだ~」としか思いませんでしたが、翻訳者になってからはこの高校が実在するのか、一体どこにあるのか気になってしまいます。

モニカ、ロス、レイチェルはロングアイランド出身という設定ですので、Googleマップでロングアイランドを見てみました。

 

ロングアイランド(ニューヨーク州)

リンカーン高校(ブルックリン地区)

南西部のブルックリンにありました!

 

高校のホームページもありましたが、ニューヨークの高校はホームページすらお洒落なのねぇと感心しました(笑)

 

モニカの言葉 ”another Lincoln high (school) survivor” は、「生存者」ではなく、「同級生」であることを意味しています。

survivorとは、何かの事故や事件の生存者だけでなく、困難をたくさん経験したけれども、その後も人生を生きている人をさしています。

 

Longman (ウェブ版)

 2 someone who manages to live normally in spite of many problems

 

とあります。

高校生活というのは、まだ精神的に未熟な子どもたちにとっては時に困難のともなう場所でもあります。これは学業だけではなく、スクールカーストからの大変さなどもあります。日本でもスクールカーストという言葉がメジャーになりましたが、アメリカの学校ではあからさまなピラミッドがあります(私が1年だけ通った田舎の高校でもそうでした)。大変だった高校時代を生き抜いたという感じでしょうか。

Limoges gravy boat

こちらも昔は「ブランドか何かかな」なんてスルーしておりました。

Limogesとは

フランスの中部にある都市のことです。この都市やその周辺で生産されるリモージュ磁器を言っています。日本でいう〇〇焼きみたいなことですね。

gravy boat とは

グレービーソースやその他ソースを入れる器です。片方がぴよんと長くなって注ぎ口のような感じになっています。

ちょっと魔法のランプみたいな感じです。日本ではなぜかカレーを入れるやつとして知られていますね(笑)

ちなみに、グレービーソースというのは、肉汁から作るソースです。

私がホームステイしていた時に見たのは、ターキーを調理したときにでた肉汁と油をソースにしていました。最初はおえーと思ったのですが、慣れるとおいしいです(笑)

フィービーが過呼吸になっているレイチェルを落ち着かせるために歌う変な歌

サウンド・オブ・ミュージック

“My favorite things”でした。

これは是非今度映画を見てみようと思います。

名作なのに、見たことなかったので勉強します!

 Does “Billy, don’t be a hero” mean anything to you?

「『悲しみのヒーロー』を知らないのか?」

Billy, don't be a heroとは

このセリフで言われているのは1974年にリリースされた邦題「悲しみのヒーロー」という歌です。南北戦争について歌った歌のようです。

mean anything to someoneの意味

Collins dictionary(ウェブ)

phrase
If a nameword, or phrase means something to you, you have heard it before and you know what it refers to.

名前、言葉、フレーズが means somethig to you であれば、以前に聞いたことがあり、何のことを言っているのかわかる。

ということです。

つまりはこういうこと

ジョーイが、”grab a spoon!”といったことでロスがいかに長い間女性とのデートなどをしていないかについて嘆いている中でのセリフ。

色々な考察が国内外でなされている解釈に困るものの一つです。

ショーは1994年スタートで、このパイロット版では「26歳なのに離婚だなんて!」とロス自身が言っています。※年齢設定は仮のもので後に変わります(笑)

歌がリリースされた1974年だとロスが6歳ということになりますよね。

女性を誘ったのが6歳なんて訳がありません。

その前のジョーイの”You got married. You were like what? 8?“「結婚したのは、ええと、8歳くらい?」というセリフを見てみると分かりますが、大げさに言っているのです。

8歳で結婚するなんてありえませんよね。ジョーイが言ったのは、結婚が早すぎたということです。

そしてロスがそれに答えて、さらに前の6歳くらいの頃の歌を例に挙げたのです。「この歌が流行った時代だよ?すごーーーーく昔だよ?」という気持ちが表れています。

 

ネイティブはなんでも大げさに表現します。

あまりにおなかが減っていると、”I could eat the whole world.”なんて言います。全世界食べれる訳ありません。

長い時間かかったことはすぐに”It took like forever!”と言ったり。時間が永遠にかかるなんてありませんね。

つまりよくある大げさな表現ということです。

 

そして、同年代の有名な歌が他にもあるのにこの歌を例に挙げたということも意味があるのではないかと思います。

歌詞の意味を考えると、「女性を誘うため立ち上がっても戦死する(上手くいかなくて立ち直れない)かもしれない」というロスの心情も同時に表されているように思えます。

まとめ

シーズン1-1で気になったのは以上です。

翻訳では、これだけのことを調べ十分な考察をしたのちに言葉選びをします。今の有名人、お金持ち、IT系の業界の方はすぐに「AIで翻訳も通訳もいらなくなる」といいますが、翻訳がいらなくなるとは思えません。

すべてが機械になったら感情の機微、情緒も風情もあったもんじゃありませんね。

人の書いたものを訳しているといっても、色んな情報をひっくるめて言葉に詰め込みます。もちろん作者ではないので100パーセントではありませんが、そこへ近づくようにするのが翻訳です。

世の中がもう少し言葉の大切さに気が付いてくれたらいいなと思っています。

また勉強したらそれについてアップしていきます!

 

今日の機械翻訳

Okay, everybody, this is Rachel, another Lincoln High survivor.

さて、みなさん、これはリンカーンハイのもう一人の生存者レイチェルです。

 

Does “Billy, don’t be a hero” mean anything to you?

「ビリー、ヒーローにならない」とはあなたにとって何か意味がありますか?

 

 

 

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